maneo
ソーシャルレンディング、略してソシャレン。
これねえ…、一時期は株式よりも注目していた時期もあったのですが、今後はどうしていこうかなという感じですね。今「maneo」と「SBIソーシャルレンディング」に、それぞれ数十万、という感じで投資しているんだけど、maneoのほうで一件延滞がでていまして、毎月きちんとレポートはくれるんですが、そもそもにしてソーシャルレンディングってのが借手次第でアカンものはアカンというところがあって(そこを見極めるのがmaneoなりSBIってことだと思うんですが)、延滞が発生しました、と言われたところでそりゃ困りましたねえ頑張って回収してくださいねとしか言いようがない(一昨年、集団訴訟がありましたが)状況なんですね。リスクについての表記はくどいほど確かに書いてあるんです。でもねえ、証券会社に勧められて買った株が下がった、というのともちょっと違う、なんとも言えない感じなんですよ。こんなファンドがあります、担当の誰それです、信用できると思います、という感じで案件紹介が上がってくるわけですが、いやーすみません借手と連絡つかなくなっちゃいまして的な報告メールをもらっても、いや、借手というよりアナタを信用して出資したんだからさあ、という気分が拭えないわけです。しかもその「アナタ」がイニシャルでイラストのアイコンだったりして笑(もっとも、実名で顔出さんかい、とは思っていないですけれど)ま、その「一件」について私の投資額は5万とかですので、その他の案件が無事であればトータルどうにかなりそうなんですが、ソシャレンなるものに対しての根本的な信頼感みたいなのは当然揺らぎますわね。
ハイリスク・ハイリターン?
投資に対してのリテラシーが高い人ほど、見向きしてない感じなんですよねソシャレンって。maneoの延滞案件についても「ほーら言わんこっちゃない」的な記事をいくつか読みました汗
高配当が売りのソシャレンですが、5%とか9%とかその程度の配当に対して、リスクが高いのは間違いないように思います。普通に株式や投資信託の市場を見ていると、今の世界で5%を「超える」配当を謳うもの(個別銘柄であれ金融商品であれ)に対しては、一旦ちょっとまてよく調べろよそれ、にならなくちゃいけないなという程度の感覚は身についてきてはいます。だって高配当株買うにしたって、単に配当なんぼか、という見方はもうしませんもんアタクシ。配当性向なり業績なり、最低限見るわけじゃないですか。
そこいくとソシャレンって、ま、いうたらどこのどなたさんかわからないところにお金貸すわけで、「信用」って言葉の行き着く先があやふやですよね。もちろん今回のコロナの影響で株価下がってえらいこっちゃな人も多いでしょうが、少なくとも「なんでそうなった」かについては(納得いく、いかないは別として)理解はできますでしょう。自分の責任のもとで投資してるという実感の中での出来事でしょう。そこいくとソシャレンはその「実感」が難しいな、と思うようになってきています。
SBIソーシャルレンディングは、続ける?
なんにしてもmaneoは新規案件発生していませんからどうしようかなも何もないんですが、SBIソーシャルレンディングのほうは、ポツポツと案件が発生しています。なんとなくSBIと付くことで、maneoみたいなことはなかろうと思わなくもないのですが、で投資としてのメカニズムで言えば同じですからね。冷静に、慎重に、というところでしょうか。少なくとも「配当9%!」といった表記だけで、おお、とはならないですね。ソーシャルレンディングというメカニズムそのものを否定する段階ではありませんが、なんだか怪しいよね、という気配を払拭できるのはmaneoさんなりSBIソーシャルレンディングさんなりの事業者ご自身でしかないのですから、延滞のことはともかく(いやともかくでもないですが汗)しっかり頑張っていただきたいなと思います。