ANA
航空マイルを「収益」扱いするのはおかしな気がしますので、ストックフォトや配当などとは別に、月別の獲得マイルと累計を報告していきます。
4月は、4,020と大きなマイル獲得となりました。もちろんこのご時勢ですので飛行機に乗ってどこかへ…という搭乗マイルではなく、すべて、メインで使用している「ANA JCBカード」の利用マイレージになります。今月ちょっと大きな買い物がありましたので、獲得マイルも大きくなりました。
今後どうする?「ポイントロンダリング」
クレジットカードとマイレージの説明については、多くのサイトやブログで解説されていますが、わたしの場合もわりかし「王道」をいっていました。
「陸マイル」の極意をひらたくまとめるならば、「初期設定は少々面倒でも、日々のさまざまな経済活動や支払いがオートマチックにANA(もしくはJAL)マイルに集結する仕組み」を作っておくこと」に尽きると思います。
ガチで陸マイル収集に励んでおられる方々の多くが、各種ポイントサイトで溜まったポイントを高還元率で「ポイントロンダリング(?)」するソラチカルート(後述しますがこれ今は閉じてしまったルートです)などを駆使しておられると思います。ただそうしたルートでドカンと大きなマイルを得るためには、スタートとなるポイントサイトで、クレジットカードを作る、ですとかFXの口座を開く、ですとか、あと自動車保険の見積を依頼する、といった「マイル獲得のための」アクションが必要で、決して大きなポイントがオートマチックに生まれるわけではありません(もちろん、アンケート回答とかゲーム体験などでもポイントはもらえますので、日々の趣味としてポイントサイトを活用しておられるならば地道にでもポイントは貯まっていくとは思います)。
それでも、まず「仕組み」としてそうしたルート研究しておくことは大切だなと思っています(還元率にそこまでこだわらないにしても)。たとえばわたしの場合、いつも使っているインターネットプロバイダーの利用によって「Gポイント」というのが毎月確実にたまるのですが、たまったGポイントを直接ANAのマイルに交換すると、1,000ポイントは300マイルになります。これを、上記のソラチカルートで昨年秋に交換したところ、同じ1,000ポイントが810マイルになりました。

残念なことに「LINEポイント」「メトロポイント」を経由させてポイントをマイルに還元するソラチカルートは、2019年の暮れで「閉鎖(ANAマイルの交換対象でなくなってしまった)」していますので、今後は新しいルートを模索しなくてはいけなくなってしまいました。すでにいくつかの「新ルート」がweb上で紹介されていますが、いずれもまた新しくクレジットカードを作ったりしなくてはいけません。その手間、年会費等のコストと、還元メリットのバランスは冷静に考えなくてはいけないと思っています。いずれにせよ一度、手間を惜しまずルートを考察してみることに損はないはすです。事実わたしもプロバイダーから発生するポイントといった、つい見逃しがちになる細かなものまで、おトクな還元率で(交換操作はしないといけませんので完全なオートマチックではありませんが、ま、セミオートマ、くらいで)マイルにすることができたのです(今後の新たなルートについては、勉強・設定した後に自身どうしたか、を、あらためて記事にするつもりです)。
必須の「ANAマイル自動移行コース(10マイル)」
複雑なポイント交換のルートに頼らず陸マイルをためる、となれば、誰にでもできて、そして間違いのないやり方が、ANA、と記されたクレジットカードを作り、電気代から自動車税、なんちゃらPAYのチャージ元、あらゆる支払いをそこに紐付けておくことです。これも、ある意味「初期設定」です。たとえばガス料金なんて、今の住まいに引っ越してきた時にドアノブにぶら下がっていたハガキに自動引き落とし口座を記入して送ったまま…になっている人も多いのではないでしょうか。そういうのがモッタイナイ笑 コロナ自粛でお家にいる時間の長いいま、ご自分の「各種支払い」がどうなっているか、再度整理してみるのもいいかもしれませんね(わたしもやってみよう)。
今年は無理そうですが、わたし毎年、海外に休暇に出かけています。そう言うと「余裕あっていいねえ」などと冷やかされることも多いのですが、実のところそのうち2〜3年に一度についてはマイルで海外への航空券をゲットしているんです。
ANA JCBカードのマイル自動移行コースは2種あって、ひとつは無料で設定できる5マイルコース。1ポイント=5マイルに交換されます。ちなみに1ポイントは、通常のカード1,000円分の支払いでたまります。同様にカード付帯の楽天Edyで1,000円分支払った場合も5マイル獲得できます(※)(これだけで、実は「初期設定」において、日常のコンビニ等での電子マネーはEdyをチョイスすることでマイルに貢献することがわかりますよね。これもまた別途書きますが、昨年末以来のQR決済各社の太っ腹なサービスに惹かれて、ここのところなんちゃらPay的なのばかり使っていたのですが、サービスもひと段落(?)したようですし、日々の細かい支払いはまたEdy中心にしていくつもりです)。
※5/9追記:5/3投稿時、楽天Edy200円分使用で「1ポイント」たまると表記していましたが、ANA JCBカードの楽天Edy200円分使用でたまるのは「1マイル」です。訂正いたします。
もうひとつは年間5,000円の手数料がかかる10マイルコース。還元率が倍に、1ポイント=10マイルになります。言い方を変えますと100円使用で1マイルたまる、ということになります。
わかります奥さん。「ポイントの交換手数料に年5,000円?」と思いましたよわたしも。でもですねえ、それなりの頻度で飛行機に乗り、なにより旅行好きなわたしとって、その5,000円という金額と、マイル発生の分母となる年間のカード使用金額、そして得られるマイルのバランスはどうなんやと秤にかけてみたわけです。
以下、ものすごく大雑把な計算になりますよ。
毎月平均10万円(年間120万円)、カード支払いがあるなら…
5マイルコース:1,200,000円÷1,000=1,200ポイント×5 =6,000マイル。これはローシーズンの沖縄への片道切符に相当するマイル数です。
10マイルコース:1,200,000円÷1,000=1,200ポイント×10 =12,000マイル。これはローシーズンの沖縄なら往復、ソウルやウラジオストクでも往復できます(特典航空券の国際線は片道では利用できません)。2年ためて24,000マイルなら香港でも上海でも、3年ためて36,000マイルとなればハワイ往復もできるわけです。
つまり
5,000円の追加手数料で「沖縄片道航空券が往復券に化ける」
ということですね(雑)
沖縄だったら今LCCで安く行けるやん…というもっともなご意見もあるのですが、これを数年単位の累積でどうかと考えてみると、また違った景色が見えてきますよね。
あまりにアバウトな計算式で、わたし自身もこの計算式より支払いが多い年も少ない年もありますが、大雑把な感覚としてはそんな感じ。
※5/9追記:「10マイルコース」にすれば、カード使用金額あたりの獲得マイルが倍になるということであり、楽天Edyの獲得マイルは「5マイルコース」とイーブンなのですから、現状10マイルコースに設定しているわたしは、コンビニ等での支払いもEdyではなくカード払いをチョイスするほうが(レジでの手間はともかく)マイルには貢献する、ということになります。5/3投稿時は楽天Edy払いのほうがお得であるかのように勘違いしていました、すみません。ちなみに、楽天Edy支払いでの獲得マイルを月額300円で3倍にブーストする「ANAマイレージクラブモバイルプラス」というなんとも魅力的なサービスがあるのですが、なんとこちら3大キャリア(ドコモ・ソフバン・au)でしか使えないという今時信じがたい仕組みになっていますので、biglobeモバイルユーザーのわたしは使えません。これ、ちょっとありえないですよね今どき…
ニューヨークでも、パリでも。
トップにおいた画像、現在のマイル残高90,389、これは、ゴールデンウィークや夏休み時期といったハイシーズンのニューヨーク、パリ、ロンドン、どこへでも行ける(くそーコロナめ)マイル数です。ビジネスクラスに乗ってもいけちゃう(しつこいがコロナめ…)。
ANA JCBカードを作って10年以上経ちますが(あくまでわたしの場合、ですが)確実に消費できるマイルを倍のペースでためるための年5,000円は「アリ」だとわりとすぐに判断ができました。もちろんここは人ぞれぞれ、そしてLCCの台頭や現在のコロナウイルスによる航空事情などマイルをとりまく環境は刻々と変化していますが、少なくとも現時点で「マイル自動移行コース(10マイル)」は、わたしにとって必須と言えるものになっています。
先日新しいカードが届きました。2027年5月までのカード。さてさてその間、わたしを何カ国に導いてくれるか… その前にコロナどうにかなって欲しいですね。
