ANA
全日空から株主優待券が届きました。ピンクの券面、6月1日から来年5月末まで使用可のやつです。

ANAは、2014年にSBIネット証券に口座を作った時に初めて100株購入した個別株で、2017年に100株追加購入しています。「初株の人」です(なにそれ)。100枚保有で株主優待券が年1枚、100株を超過した分については、合計400株までは100株ごとに株主優待券が1枚増えます。「100株の次は300株」という優待の区分け形をする企業が多い中で、ANAは一時関数的な形になっているのがいいですね。わたしは今200株保有なので、3月末の権利確定分の1枚を今回受け取り、9月末の権利確定の後、11月半ばくらいにもう1枚送ってもらえます。

赤三角が購入時になります。2017年の買い増しはタイミング的にはどうやったんかという感じですが、それでも最近までは元本も増加していたのです。それがさすがにコロナの影響で、購入以来初めて含み損の形になっています。
ただ、今年に入ってからの急落はともかくとして、2017年末をピークに下落の傾向ってあったんですね。さっき気づきました(このあたり、まめにチャートを見て研究するということを全くしていないほったらかし体制の賜物です。いばるな)。今、下がっているからといっていわゆるナンピン買いするかと問われれば、しません笑。かと言って損切りしようかなとも思っていません。というのも、このANAと、同じく口座開設時に購入したビックカメラの2銘柄については、まさに「生活密着型投資」でして、上がるかな下がるかなという意識をほとんど持っていないんですね(そりゃ上がればうれしいし下がれば悲しいですけど)。
ANAの株主優待は、使用する機会があれば使用し、期限の3ヶ月前くらいになって使用機会がなさそうだなと思ったら売却しています。いずれにせよ確実に有益ですし、先日書いたマイレージとの相乗でかなりのお楽しみを得ています。
アフターコロナ・ウイズコロナと航空業界
ただし、この株主優待券、今回もし航空券の割引に使用せず売却、となった場合、買取相場の下落は避けられないでしょうね。なにしろコロナ禍の今は金券ショップでは新幹線の(回数券のバラ売を駆使した)チケットでさえ相場が下がっているようなので、飛行機需要が鉄道以下に落ち込んでいる今、ANAやJALの株主優待券も、そのニーズの少なさの価格への反映は必ずあると考えています。ま、自分の場合年間1枚2枚、下がった上がったと言っても数百円みたいな世界でしょうから深く考えているわけではありませんが、航空業界全体のこの先、については深く考えた方がいいのかもしれません。
かのウォーレン・バフェットが航空株を全部手放した、なんて話を聞くに至っては、ほんまにどうなるのかなという心配はもちろんありますので、アフターコロナ、ウイズコロナの世の中と航空業界との関連には少し意識を向けていこうとは思ってはいます。いますが、少なくとも現時点では、あんまり慌てず様子見、といった感じです。
と言いますかこれ、わたしのたかだか(あえてたかだかと書きます)200株がどーなるかなんて次元の話じゃないように思うんです。ゴールデンウィークの国際線利用は前年比96%減とか言ってるわけでしょう。航空会社はもちろん、飛行機内食や機内販売などの会社は? 旅行代理店は? 整備会社は? ツアーコンダクターは? 各地のコーディネーターは?
ANAやJALといった大きなキャリアの動向につい目が行きがちですが、飛行機を取り巻く経済圏ってきっと途方もない裾野の広さを持つものだと思います。なんとかすこしづつでも、正常化の道のりが見えてきてほしいですね。
余談になりますが、忘れがちなんですがANAの株主優待には、搭乗優待券のほかに株主優待冊子、というのがあるんです。

あるんですが、わたしこれ一度も使ったことないです笑 よくよく見ると、ホテル20%OFFとか結構なバリューがあるんですよね。。ホテル内のバーも割引になるし空港のANA FESTAでの買い物も割引になる。ですので、例えば札幌に出張があって、ANAクラウンプラザホテル札幌に泊まり(仮に平日のスタンダードツイン¥11,700)、バーラウンジで一杯やって(ま、¥5,000くらいにしときます?)、帰りがけ新千歳空港で「白い恋人」¥1,500買って帰ってくる、なんてケースではざっくり3,000円かそこらの割引になるんですな。かさばるものでもないので捨てずにとっておいて、出張なんぞあった機会に活用できないかチェックしてみますかね。
ただしこれも、今後のコロナの状況にあまりに左右されてしまいますね。返す返すも困ったやつですコロナは。