maneo
ほとんど冷温停止状態といっていいmaneoですが、今ひとつだけ走ってる案件から、ちゃりんちゃりんと毎月百数十円の入金があります。
なんだかちょっと切なくなりますね、なんかこう、別れた女性から、月に一度「元気?」とだけlineがくるみたいな笑
新規案件の募集もしてないですし、このコロナ禍の中、maneoの中の人たちっていかがお過ごしなんでしょうか(余計なお世話ですよねすみません)。まあでもモチベーションは上げづらい状態なんでしょうね今は。どうするのかな、撤退戦モードなのか、捲土重来、今ひとたび、信用あるサービスとして盛り上げていこうと考えているのか… 少なくともユーザーに伝わってくるものはないですね。Webサービスなんですから「発信」はできると思うのですが…。
これはmaneoさんに限った話ではないでしょうが、コロナショックが長引く中で、リスクとってお金集めて太陽光ビジネスやったる、とかホテル建てたるといった事業主側のマインドも、出資社側のマインドも、シュリンクしていっているという傾向がそもそも論としてあると思います。お金出すならより堅実なほうへ、そして株や債券やiDeCoなどとは違う出資先を検討するなら、例えばクラウドファンディングのような、いわば「事業主の顔」が見えるほうへと向かうのが必然でありましょう。東日本大震災のあと「○○さんの玉ねぎ」的な、トレーサビリティを明確にラベルに書いた野菜が売れたのと一緒です。そもそもにしてわたし自身の気持ちにもそういったバイアスがかかっているのを感じています。
そんな中でミルクボーイ風に言うなら「生産者さんの顔が思い浮かびづらい」ソーシャルレンディングは、きびしいと言わねばならないのではないかなというのが率直な想いです(繰り返しますが、だからこそ顔を見せて—物理的に顔写真を掲載してという意味じゃないですよ—、意思を伝える、ということをしていけば…と思うんですけどね、甘いコト言ってるんしょうねきっとわたしは)。
身も蓋もない言い方をするなら、お金が貸し先を求めて彷徨っているような今の世の中にあって、都銀が普通に出資したいと思うようなトコとはちょっと毛色の違うビジネスをとりまとめて(なんだか表現にすごく苦心してるワタクシ)ファンド化してるのがソーシャルレンディングなわけであって、正直なところ「【ジョージアラリ建て】マイクロローン事業者ファンド6号」がどんなメカニズムの商品なのか目論見書読み込んで100%理解した上で買ってる人なんてほとんどいないわけじゃないですか笑 そこいくと「バンガード・米国高配当株式ETF」だったら素人のわたしでも100%とは言えないまでもほぼほぼ理屈はわかってるわけです。となると、こうしたコロナのような世界的な危機に瀕した時、人々が「こんな低金利な時代だしなんかよくわからんけどより高利回りな金融商品を」と思うか「こんな先の読めない時代だからみんなが言ってる安心そうな金融商品を」と思うかは自明ですよね。だからこそ、しつこいですがだからこそ、たとえ案件がなくとも何か前向きな発信はできないのかなと思います。

maneoの「会員ステータス」のページです。
この「ぎりぎりレギュラー」な状態がながらく続いているわけですが、そもそもにして新規案件がない以上、ランキング自体が意味を成さないわけです(ブロンズ会員以上限定、みたいな案件がかつてはあったので、一応、ステータスを上げたくなるメカニズムにはなっていたのです、以前は)。
一件回収不可能になるかも知れない案件を抱えさせられている中でぬるい事を言いますが、このままフェードアウトしていってしまうには惜しいサービスだと思っています。ソーシャルレンディングの黎明期、雨後のタケノコのようにいろいろな会社がサービスをはじめ、その多くは今では消えています。淘汰の時期を経て生き残り(大袈裟ですが)、ソシャレンの「大手」としての認識を得たmaneoさんなんですから、コロナが収束して、世の中の投資マインドが上向きになれば、その時はまた、きっちちとした審査体制と安全性を高めた上でふたたび… という期待は持っておこうと思います。
それにしてもねえ。出資募集が始まるやいなや瞬殺で満額達成となり、色々な経済系のサイトで取り上げられ、もう案件争奪戦、みたいな活況を呈していた頃がうそみたいですね、ほんの3年ほど前のことなのですが…。
今回の、ちゃりん
176円
5月のちゃりん合計
4,167円
スタートからのちゃりん累計
37,568円
※累計金額はブログ開始(2020年3月20日)時点のストックフォト3社の収益合計(1ドル=109円で計算)をベースにしています。